曽我 伸二郎

モノは残らないけど、仕事の足跡はちゃんと残りますよ。達成感を抱きながら、笑って仕事ができれば最高ですね。

実家が土木系の建設会社だったんですよ。しばらくそこで働いてたんですけど、僕の友人が丸架索道に勤めてて。いろいろと話を聞いていくうちに興味が出てきて、ここで働こうと思ったんです。土木をやってたけど、索道って仕事があるのは知らなかったですね。だからこそ、興味が湧いたのかも。
最初は大変でしたね。なんせ仕事に使う道具の名前すら知らないんですから。それを憶えるところからですよ。先輩の仕事を後ろから見て盗んで憶える。職人の世界がまだここにはあります。

仕事もだんだん憶えてきて、できるようになって。コツコツやってきたものが完成したときの達成感は最高ですね。「やったな!」って。ただね、うちらは治山のために必要な機材を現場まで輸送するケーブルクレーンを設置するのが仕事だから、その用事が終わったら撤去しちゃう。現場に残らないから、やりがいも感じられないように思われるんですけど、そうでもなくて。仕事が終わった後、何ヶ月かして現場に行く機会もあるんですが、山ののり面がきれいに直ってたり、砂防ダムができていたりして、そういうのを見ると「僕らがやったからこそ、これができたんだなぁ」って。自分たちの仕事の足跡が感じられる瞬間が、やりがいにつながっています。

仕事をするとき、よく重機に乗るんですけど、一段高い目線になるから現場のことがよく見渡せる。そういう経験が多いからか、現場では常に全体を見渡して、一手、二手先のことを考えるようになりました。どうすればスムーズかつ安全に仕事ができるか。そういうことを頭の中で考えて仕事しています。あとはとにかく「楽しくやる!」。これ、大事ですね。
これからもみんなといっしょに楽しく仕事ができればいいかな。現場ではいろんなことが起こるけど、想定外のことに対応しながら、それでも最後には笑って仕事を終えられればいいなと思ってます。

PROFILE

曽我 伸二郎

(2008年入社)

索道に必要なケーブルクレーンなどの設置を行う。現場では重機を操作することが多い。
実家の建設会社に就職して土木系の仕事に携わるが、28歳のときに丸架索道に転職。前職の経験から重機を扱うことに長けている。

曽我 伸二郎

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